未病や体質・肌質そのものの改善に重きを置いた、ワンステップ上の治療を提供

えのすぱクリニックは、天然温泉施設を併設した、日本初の本格的メディカル・スパです。保険診療における従来の治療法の提供はもちろんですが、未病や体質・肌質そのものの改善に重きを置いた、ワンステップ上の治療戦略を提供しています。そんな中で、kINPen(キンペン)による低温大気圧プラズマは、特に「難治性ニキビ治療」と「肌質改善」の2つのアプローチにおいて重要なMedical Device(医療機器)として活躍しています。

1.難治性ニキビ治療:アクネ菌の殺菌と再発しにくい肌作り!

ニキビ(尋常性ざ瘡)は思春期の男女の顔面、胸部、背部の毛穴に一致する炎症性の病変です。その原因は、様々な要因が複合的に絡み合っており、しばしば治療に難渋します。また、ほとんどの患者様が完全に綺麗に治したいと望んでおり、ニキビに伴う整容面・感情面におけるQOLの低下は著しい疾患です。さらに、一度治っても、再発を繰り返し、最終的にニキビ痕(凹凸)になってしまうこともあります。
そのため、我々のクリニックでは、
(1)生活習慣の改善や内服治療による内側からの治療と、(2)最先端プラズマ治療による外側からの治療、を軸にして治療しています。

(1)内側からの治療:米国のニキビ治療ガイドラインに沿った治療を推奨!

本邦における保険診療内のニキビ治療(抗生剤、ビタミン剤、外用薬等)は、あくまで対症療法の要素が大きく、根治的治療や体質そのものの改善には至っておりません。その為、治らないまま、何か月~何年も効果のない治療が継続されてしまうこともあります。当クリニックの患者様は、すでに他院で保険診療の治療が奏功しなかった方がほとんどです。その為、当クリニックでは未病・予防をコンセプトとした生活習慣そのものの改善と米国皮膚科学会のガイドラインに沿った治療を提供しています。特に重症なニキビに対してはイソトレチノイン治療を軸にしており、必要に応じて低用量ピルやスピロノラクトンなどを用いています。

(2)外側からの治療:プラズマによるアクネ菌の殺菌と皮脂塞栓の原因となる角質の除去!

プラズマには細菌や真菌の細胞膜を破壊し、殺菌する効果があります。実際の臨床では人工心臓の殺菌1)や術中の人工物の滅菌2)等に使用されています。そのため、当院ではこのプラズマ医療を日本に先駆けて導入し、プラズマによる殺菌作用をアクネ菌に対して応用しています。漫然と使用されていた抗生剤により生じた多剤耐性菌に対しても有用であり、従来の治療で奏功しなかった症例にも効果的です。

参考資料

  1. L.Hiker. et al.,Eur J Cardiothorac Surg;doi:10.1093/ejcts/ezw202,2016
  2. C.Seebauer. et al.,Clin. Plasma Mad. 3;93-95,2015

2.肌質改善:肌の透明感と肌質の改善!

現在、プラズマ照射により発生する一酸化窒素(NO)を中心とした様々な反応活性種は、創傷治癒に必要なコラーゲンの増殖、血管内皮細胞の遊走・増殖、上皮成分(ケラチノサイト)の増殖を促進させることが分かっています1-4)。その為、難治性皮膚潰瘍の治療分野に大いに活躍してきました。

実は、このように傷を治す時に生じる成分は、若返り(リジュビネーション)を担う因子とほぼ同じと考えられています。すなわち、①コラーゲン・ヒアルロン酸の増生による肌のハリの獲得(タイトニング)、②皮膚ターンオーバーの促進に伴う新生ケラチノサイトによる肌の入れ替え(リサーフェシング)、③抗炎症作用による炎症性疾患の改善(ホワイトニング)を期待することができます。

照射方法

クレンジング後、施術用のベッドに寝て頂き、照射を開始します。
ピーっという音と共にプラズマが照射されます。微かな風が吹きかかるのみで、照射に伴う疼痛などはありません。(有毛部などではまれにチクチク感じる場合があります。)お顔全体で約10分程度の照射となります。
プラズマ照射後は、肌への浸透力が一時的に高くなっています。美白成分に富む当院オリジナルの基礎化粧品でお仕上げ致します。
施術直後からの化粧が可能です。

副作用

現時点(2017年11月)では、和文・英文における副作用の報告はありません。

参考資料

  1. 平田孝道,他:大気圧プラズマによる組織の活性化と医療応用,J.Plasma Fusion Res, 91(12):771-775,2015
  2. 筒井千尋,他:マイクロスポットプラズマ源による血管新生の促進,静電気学会誌,36(4):235-240,2012
  3. J.Zhang et al.,Arch.Biochem.Biophys.471,240, 2008
  4. G.G. Ginsberg et al.,Gastrointestinal Endoscopy 55,807,2002

3.KINPen(キンペン)
ドイツ技術を結集した低温大気圧プラズマ!

kINPen(キンペン)とはライブニッツ・プラズマ科学技術研究所(INP)がドイツ技術を結集して開発した低温大気圧プラズマです。kINPen(キンペン)は欧州における医療機器の安全性の指標となるCEマーキング1)を獲得しており、EU市場において有効な医療機器として広く活躍しています。これまで、低温大気圧プラズマを用いた創傷治療2.3)や癌細胞の選択的死滅4.5)、止血、殺菌など、多くの治療効果の報告がなされ、エビデンスレベルⅡAを獲得し6)、根拠のある治療法として欧米を中心とした多くの医師に支持されています。

kINPen(キンペン)は皮膚および組織に十分に許容されるコールドプラズマを生成することができる唯一のプラズマ・デバイスです。高純度アルゴンガス99.999%による殺菌力と安定したプラズマ密度の生成を可能としました。

参考資料

  1. https://ja.wikipedia.org/wiki/CEマーク
  2. J.Zhang et al.,Arch.Biochem.Biophys.471,240(2008)
  3. G.G. Ginsberg et al.,Gastrointestinal Endoscopy 55,807(2002)
  4. M.Zemazar, Electrochemotherapy, Electro-genetherapy and Transdermal Drug delivery(Humana Press,2000)
  5. R. Nuccitelli et al.,Biochem. Biophys.Res.Commun.343,351(2006)
  6. https://hsl.lib.umn.edu/biomed/help/levels-evidence-and-grades-recommendations